東電、ケーブル交換作業に1カ月 福島第1原発3号機

 東京電力は6日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールから燃料を搬出する装置でトラブルが相次いでいる問題で、欠陥が見つかったケーブル計112本の交換作業を今月中旬から約1カ月かけて実施すると明らかにした。11月から始める予定だった燃料搬出は大きく遅れる見通しだが「工程については精査中」としている。

 東電によると、ケーブルは3号機建屋内の装置と屋外の制御盤をつないでいるが、接続部から雨水が入り込み断線するなどの不具合があった。このため、浸水しないよう接続部がない長いケーブルに交換するなどして対策を図る。


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