入管難民法巡り、国会攻防が緊迫 与党、午後の採決を提案へ

入管難民法などの改正案について審議する参院法務委=6日午前

 与野党は6日午前、10日の国会会期末を控え、外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案審議を巡る攻防を激化させた。与党は6日開かれた参院法務委員会に先立つ同委理事会で、午後の審議終了後の採決を提案した。野党側は反発しており、立憲民主党は法務委員長解任決議案を提出して阻止する構え。与党は改正案を7日の本会議で成立させる方針だ。

 午後の法務委審議では、安倍晋三首相が2時間出席。立民が法務委員長解任決議案を出した場合、採決は7日の本会議となる。立民は山下貴司法相の問責決議案提出も辞さない意向だ。内閣不信任決議案も検討している。


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