京都の小中学校でAI活用事業 議論の内容を可視化、分析

AIを活用してグループワークの議論内容をデータ化する実証事業のデモ授業=京都市(同市教育委員会提供)

 京都市とNEC、京都大は5日、小中学校でのグループワークの議論内容をリアルタイムでテキスト化するなど、人工知能(AI)を活用した実証事業を来年1月から始めると発表した。発言者の感情の変化もとらえることができるという。

 京都市立の小中学校各1校ずつでNECが技術協力し、マイクで子どもや教師の発言を捉えてAIが内容をテキスト化する。発言量や、平常心か怒っているかなどの感情の変化を教員用のタブレット端末に表示する。

 教員はグループワークで、同時に複数のグループを見て回ることができないが、データを適切なタイミングでの指導や、授業後の振り返りに活用する。


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