NY株急落、799ドル安 下げ幅過去4番目、金利を意識

 【ニューヨーク共同】4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米国の景気後退と米中の貿易摩擦に対する懸念から急落し、前日比799・36ドル安の2万5027・07ドルで取引を終えた。1日の下げ幅としては過去4番目の大きさだった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は283・08ポイント安の7158・43。

 米債券市場で金利が「景気後退の予兆」とされる動きを示し始め、ダウの下げ幅は一時820ドルに迫った。通常は期間が長いほど金利が高くなるが、長期金利の指標とされる10年債の利回りが2・9%前後と、2年債の2・8%前後に接近した。


  • LINEで送る