2万8千人が公認心理師に 初の国家試験、合格率79%

 厚生労働省は30日、9月に初めて行われた公認心理師の国家試験に2万7876人が合格したと発表した。受験者数は3万5020人で、合格率は79・6%。北海道では9月に起きた地震の影響で試験が中止され、12月16日に追加試験が行われる。

 合格者の75%が女性で、年齢別では31〜40歳が約1万人と最も多かった。合格者には証書と国への登録申請書が郵送される。登録が完了すれば、公認心理師として働くことができる。

 公認心理師資格は「心のケア」など心理職の重要性が高まる中、一定の専門性や技術を確保するために2015年成立の法律で新設された。


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