ボクシング、五輪存続へ協議 IOC理事会、選手救済策

ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級で獲得した金メダルを手にポーズをとる村田諒太(中央)ら=2012年8月

 国際オリンピック委員会(IOC)は30日から東京都内で理事会を開き、統括団体の組織運営に問題を抱えるボクシングについて、2020年東京五輪の実施競技やIOC承認団体からの除外を含めて審議する。IOCの有力理事は「選手は救済しつつ、組織の問題には厳格に対処する。その両立が重要だ」と述べ、存続の道を探る見通しを明らかにした。

 12年ロンドン五輪で村田諒太選手(帝拳)が金メダルに輝き、100年以上続く伝統競技の存続に注目が集まる。

 理事会は2日間の日程で、12月1日には東京五輪の大会組織委員会が準備状況を報告する。


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