女川1号機、廃炉費用419億円 東北電力が明らかに

 東北電力の原田宏哉社長は29日の記者会見で、10月に決めた女川原発1号機(宮城県)の廃炉について、費用総額の見積もりが419億円になったと明らかにした。12月中に経済産業省へ発電事業変更届け出書を提出し、女川1号機は原発として廃止となる。

 施設の解体など実際の廃炉作業には原子力規制委員会による廃止措置計画の認可が必要で、同社は来年度の早い時期に申請する予定。

 経産省令に基づき、原発を持つ電力会社は廃炉費用を毎年積み立てている。同社によると、2017年度末時点で296億円を積み立てており、残り123億円は今後10年間で準備する計画だ。


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