風疹流行で抗体検査に重点 39〜56歳男性対象

風疹のワクチン接種

 厚生労働省の感染症部会は29日、流行が拡大する風疹を巡り、過去に予防接種を受けておらずリスクの特に高い39〜56歳男性を対象に、免疫を調べる抗体検査などの重点的な対策を進めることを決めた。検査や予防接種の実質無料化を視野に入れ、引き続き議論する。

 患者は30〜50代男性に多い。部会では、子供のころに公費による予防接種の機会がなかった39〜56歳男性に抗体検査を行い、免疫の低い人にワクチンを接種することが重要とされた。2020年の東京五輪・パラリンピックまでの流行終息を目指す。


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