東海第2の運転延長に抗議 「老朽原発は廃炉にして」

営業運転開始から40年たった日本原子力発電の東海第2原発=28日午後、茨城県東海村(共同通信社ヘリから)

 原子力規制委員会から運転延長の認可を受けた日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村、停止中)が28日、営業運転開始から40年となった。運転延長に抗議する約50人が国会前に集まり、「老朽原発は廃炉に」と声を上げた。

 「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が主催。茨城県など首都圏各地から参加者が集まり、「運転延長反対」「許すな!再稼働」と記した横断幕などを掲げ、国会に向けてシュプレヒコールをした。

 茨城県で東海第2の問題に取り組む相楽衛さん(58)は古い原発の危険性を指摘し、「規制委の審査はおざなりで合格ありきだった。怒りでいっぱいだ」と訴えた。


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