首相、G20後の欧州訪問中止へ 12月4日帰国で調整

 安倍晋三首相は、11月30日からアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合出席後に計画していた英国、オランダ訪問を取りやめ、帰国を12月7日から4日に早める方向で調整に入った。外遊日程は11月29日〜12月4日の6日間となる見通しだ。政府関係者が26日、明らかにした。

 外国人労働者受け入れを拡大する入管難民法などの改正案成立を確実にするため、国会審議対応を優先する必要があると判断したとみられる。首相は26日の自民党役員会で、国会の事情が許せばG20首脳会合に向けて29日に日本を出発したいとの考えを示した。


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