原電副社長、首長に謝罪 東海第2再稼働巡る発言で

東海第2原発の再稼働を巡る自身の発言について、周辺市村長に謝罪する日本原子力発電の和智信隆副社長=24日午前、茨城県ひたちなか市

 日本原子力発電の和智信隆副社長は24日、東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に対する事前同意権を巡る自身の発言について、同意対象の6市村長に「地域の皆さまに大変不愉快な思いをさせてしまい、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 和智副社長は、首長側が同県ひたちなか市で開いた会合に出席。「不用意な発言だった。撤回させていただきたい」と述べた。

 首長側は、東海第2が最長20年の運転延長の認可を受けた今月7日、和智副社長が「(事前同意を定めた)協定に拒否権という言葉はない」と発言したことに反発。

 9日に原電幹部を呼んだ会合を開き、発言の撤回と謝罪を求めていた。


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