松本零士さん、執筆に意欲 「終着駅はまだ見えない」

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自身の作品がラッピングされた電車の前で撮影に応じる松本零士さん(左)と島崎譲さん=20日、東京都内

 漫画家松本零士さんが代表作「銀河鉄道999」のその後のストーリーを考え、漫画家の島崎譲さんが描いた作品の単行本発売を受け、2人が東京都内で記者会見。西武豊島線の終点で会見に臨んだ松本さんだったが、自身のキャリアについては「まだ終着駅は見えない」と、現役へのこだわりを見せた。

 作品は3月から秋田書店の月刊漫画誌「チャンピオン レッド」に連載している「銀河鉄道999 アナザーストーリー アルティメットジャーニー」。主人公の少年星野鉄郎が地球に帰還したところから物語が始まる。

 総設定とデザインも担った松本さんは20歳以上年下の島崎さんに「毎回毎回お上手になっていく。若い人はうらやましい」とおどけ、「アナザーストーリーは青春そのもの。新しい路線を突き進んで」とエールを送った。

 一方、自身も今年、中断していた「銀河鉄道999」の新作を発表するなどしており、「来年1月で81歳になるが自分ではぴんとこない」と執筆活動に意欲を見せた。

 10代で九州から列車で上京し、今は西武線沿線に住む松本さん。代表作にもつながった鉄道の“原体験”について「死んでも帰らないと、片道切符で乗った列車が関門海峡をくぐるときに暗黒の中に入り、反対の別世界に出た。それは鉄郎と同じなんです」と熱く語った。