仏が判事派遣、チリに協力要請へ 筑波大生不明事件

筑波大生の黒崎愛海さんが行方不明になった事件について記者会見するマントー検事(右)=19日、フランス・ブザンソン(共同)

 【ブザンソン共同】フランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生、黒崎愛海さんが行方不明になった事件で、同国検察当局者は19日、帰国したチリ人容疑者(27)の取り調べ実施に向け、捜査判事の派遣でチリに協力を求める考えを明らかにした。

 ブザンソンで記者会見したマントー検事は、捜査はやり尽くしたとし、黒崎さんの元交際相手ニコラス・セペダ・コントレラス容疑者が殺害した疑いが強いとの見方を改めて強調した。

 フランス当局は捜査判事の派遣により、取り調べのほか、捜査結果についてチリ当局と情報交換し、公判実施につなげたい考えだ。


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