水俣条約、締約国会議始まる 水銀の中間貯蔵指針議論

ジュネーブで開幕した「水銀に関する水俣条約」の第2回締約国会議=19日(共同)

 【ジュネーブ共同】昨年夏に発効した「水銀に関する水俣条約」の第2回締約国会議が19日、スイス・ジュネーブで始まった。日本や中国などの加盟国代表や非政府組織(NGO)などが参加。環境を損なわない水銀の中間貯蔵の指針や、途上国への資金援助などが主な議題。会期は23日まで。

 150カ国以上が参加した昨年9月の第1回締約国会議では、水銀汚染対策の指針などが採択された。

 第2回会議では、日本を含む多くの国で課題となっている水銀や水銀製品の最終処分に関し、処分前にいかに環境に配慮した形で保管するかという中間貯蔵指針の策定や、条約の実効性の評価方法などが焦点となる。


  • LINEで送る