チバニアンが2次審査通過 国際学会、来年中に最終決定か

チバニアンが2次審査を通過したことについて記者会見する岡田誠茨城大教授(右)=19日午後、文科省

 茨城大や国立極地研究所のチームは19日、地球の歴史のうち77万〜12万6千年前を「チバニアン(千葉時代)」と名付けるための申請が、国際学会の2次審査を通過したと発表した。審査は4次まであるが、早ければ来年中に決まる見通し。

 地質学では地球の歴史を115の時代に区分。各時代の境界を示す代表的な地層が「国際標準模式地」として認定されている。日本チームは昨年6月、千葉県市原市の地層「千葉セクション」がふさわしいとして申請。イタリアの2カ所の地層と競った結果、投票で最終候補に選ばれた。

 2次審査の投票では、22人中19人が千葉セクションを支持した。


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