北陸新幹線で殺傷事件想定し訓練 JR西日本と石川県警

北陸新幹線の車内で行われた無差別殺傷事件を想定した訓練で、刃物を手にする男(左)と向き合う警察官=19日午前、石川県白山市

 東海道新幹線で刃物を持った男が乗客の男女3人を殺傷した事件を受け、JR西日本金沢支社と石川県警は19日、北陸新幹線の車内で無差別殺傷事件が起きたと想定した訓練を同県白山市の車両所で実施した。

 刃物を持った男が新高岡(富山県)―金沢間を走行中の車内で乗客を切り付けたと想定。「近づいたら殺す」と叫ぶ犯人役の男を乗務員が「落ち着いてください」となだめ、別の乗務員が負傷した乗客を運び出した。

 訓練ではJRと県警の連携も確認。金沢駅到着後に車内に乗り込んだとの設定の警察官が「武器を捨てろ」と言いながら男を取り押さえた。


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