2018年11月17日 22:30 | 無料公開
17日、自動車燃料課税引き上げなどに抗議し、パリのシャンゼリゼ大通りでデモをする人たち(共同)
【パリ共同】フランスで17日、自動車燃料価格の高騰や政府の燃料課税引き上げに抗議するデモが全国各地2千カ所以上で行われ、約12万人が参加した。道路の通行を妨害するなどしたデモは混乱も招き、南東部で参加者1人が車にひかれ死亡、各地で計約50人が負傷した。同国のメディアが伝えた。
デモは中心となる主催者なしで、ソーシャルメディアを通じて動きが広がった。路上での作業時に着用する安全ベストをシンボルとして使い「黄色いベスト」運動と呼ばれる。公共交通機関が少なく自家用車で移動することの多い地方で抗議の声が強く、「都会的な」マクロン大統領に対するデモの様相を呈した。