高崎山のサル、餌減量でスト? 開放日登場で職員ほっ

サルが1匹もいない高崎山自然動物園の寄せ場=17日午後、大分市

 野生ニホンザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園で、餌をやる寄せ場にサルが1匹もいない時間帯が増えている。出生数を調整しようと餌の量を年々減らしてきた園側に対抗し、山奥に引きこもるストライキ作戦に出た格好。一方で、無料開放日の17日は姿を現し、「顔を立ててくれたのか」と職員はほっとした様子だった。

 園は、山周辺の農作物を荒らすサルに餌付けをし観光地化させた施設。今はB群(約640匹)とC群(約590匹)が山奥で生息し、主にC群が午前、B群が午後に寄せ場に姿を見せていた。


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