日航の副操縦士、空港で口内洗浄 大量飲酒発覚恐れたか

 大量飲酒を理由に英国で逮捕された日航の副操縦士が、ロンドンの空港で、現地の警察当局者が接触する前、口内を洗浄する「マウスウオッシュ」を使っていたことが17日、分かった。国土交通省に提出した日航の報告書で判明した。飲酒の影響が残ることを察知されないよう、臭いを消そうとしたとみられる。

 報告書によると、副操縦士は乗務当日の現地時間10月28日、空港で自社の検査を不正にすり抜け、一時は機内まで入ったが、移動バスの運転手がアルコール臭に気付いたことをきっかけに、警察関係者が駆け付ける事態になった。副操縦士は日航の調査に「待機中にウオッシュを使った」と証言した。


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