増えるタイヤ脱落事故67件 17年度、冬の交換後に多発

 走行中のトラックやバスからタイヤが外れる事故が2017年度の1年間で67件起きていたことが、国土交通省の集計で17日分かった。全体の約8割の56件は11月〜3月に発生。都道府県別では北海道(13件)など積雪地域が半数以上を占め、冬タイヤに交換する際の作業ミスが主な要因と分析している。

 総重量8トン以上のトラックと定員30人以上のバスを対象に集計。事故件数は16年度に比べ11増え、うち人身事故は2件だった。11年度(11件)以降、増加傾向が続いている。原因別では、約9割がボルトやナットの緩みなど作業ミスによるものだった。


  • LINEで送る