自民・園田博之氏に最後の別れ 党派超えて生前をしのぶ

 11日に死去した自民党の園田博之元官房副長官の葬儀・告別式が16日午後、東京・三田の林泉寺で営まれ、自民党の二階俊博幹事長や立憲民主党の枝野幸男代表、かつて園田氏と自民党を飛び出して新党さきがけを結成した武村正義元官房長官ら、党派を超えて多くの政界関係者が参列し、生前をしのんだ。

 武村氏が弔辞を読み、1994年当時の園田氏の発案が自民、社会、さきがけ3党連立による村山富市内閣につながったと紹介。官房副長官を務めた園田氏を「村山氏は一番信頼しており、政権の大黒柱だった」と振り返った。橋本龍太郎内閣の閣僚に推薦したが、園田氏が断ったと披露した。


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