ヘイト事前規制指針改定へ、川崎 講演会中止を検証

 川崎市で6月に開催予定だった講演会がヘイトスピーチに反対する人々の抗議で中止になった経緯を検証していた市は15日、公的施設でのヘイトスピーチを事前規制できるガイドラインについて「運用面で課題があり、改善に向けた検討を進める必要がある」との報告書をまとめた。市の担当者は「ガイドラインを改定したい」としている。

 市では3月に公的施設でのヘイトを事前規制できるガイドラインが施行されたが、6月の講演会は「要件を満たしていない」として利用の不許可や許可取り消しをしなかった。ヘイトスピーチに反対する団体によると、主催者は差別を助長する主張を続けている人物だった。


  • LINEで送る