中国軍副司令官が19日に訪日へ 尖閣「管轄」の軍区幹部

北京の釣魚台迎賓館で中国の習近平国家主席(右端)と会談する安倍首相(左端)=10月(共同)

 中国軍で沖縄県・尖閣諸島や台湾など東シナ海を管轄すると中国側が位置付ける「東部戦区」の孫和栄副司令官(中将)が19〜21日に日本を公式訪問し、自衛隊と交流する方向で調整していることが14日、分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。同戦区幹部の訪日は初めて。

 中国は米国と軍事分野でも摩擦を抱えており、日本と交流を深めることで、日米が一体で中国に対抗する事態を避けたい考えだ。日本は、中国が領有権を主張する尖閣周辺での偶発的な衝突の発生を防ぐため、意思疎通を図る狙いがある。

 複数の関係者によると、訪日は中国側が希望した。


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