7〜9月期のGDP年1・2%減 災害で2期ぶりマイナス

記者会見する茂木経済再生相=14日午前、内閣府

 内閣府が14日発表した2018年7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・3%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は1・2%減となり、2四半期ぶりにマイナス成長に転じた。西日本豪雨や台風21号、北海道地震などの災害が響き、輸出や個人消費が振るわず、企業の設備投資も失速した。

 災害の影響は一時的との見方もあり、10〜12月期に持ち直すかが焦点となる。

 内訳は、個人消費が前期比0・1%減、設備投資は0・2%減だった。統計上、訪日観光客の支出も計上される輸出は1・8%減で、輸入は1・4%減。


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