2018年11月12日 18:48 | 無料公開
公開された「日本国キログラム原器」
重さの単位キログラムの定義変更が国際度量衡総会に諮られるのを前に、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は12日までに、現在の基準となっている金属製分銅「日本国キログラム原器」を報道陣に公開した。新定義でも1キロの重さは変わらないが、定義の変更が決まれば、来年5月でお役御免となる。
フランスでの総会で日本時間今月16日夜、投票にかけられる。産総研の倉本直樹・質量標準研究グループ長は「(定義変更でも)日本国原器は完全に引退するのではなく、非常に優秀な分銅として新たな役割を果たす予定だ」としている。