日本規格の軽自動車、海外生産へ スズキ、パキスタンで来年

スズキ本社=2016年、浜松市

 スズキが日本独自の規格である軽自動車をパキスタンで来年春にも生産することが12日、分かった。軽ベースの車両は海外でも生産しているが、規格ごと一括での生産は初めて。車種を増やして主力の南アジア市場の販売をてこ入れする。「ガラパゴス」と言われる軽をグローバルモデルとしてアピールする狙いもある。

 パキスタン南部カラチの工場で、排気量660ccのエンジンを積んだ車種を製造、販売する計画だ。パキスタンは年間通して多くの中古車を輸入しており、既に軽が走っているため、日本の独自規格が通用すると判断した。


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