共通テスト、試行調査が終了 数学・理科、思考力問う

 2020年度から大学入試センター試験の後継として導入する大学入学共通テストの試行調査が11日、全国の大学などを会場に、理科と数学で実施され、高校2、3年生計約8万4千人が参加した2日間の日程を終えた。出題からは日常の事象を数学的、科学的な視点で考えさせる狙いが浮かんだ。一方、昨年の初回試行調査で低正答率だった数学1・Aの記述式問題では、解答方法が大幅に簡略化された。

 本番を想定して高校生が参加する試行調査は今回が最後となる。6教科18科目について、国語と数学のみのA日程(10日)と、英語や理科、地理歴史・公民も実施するB日程(10〜11日)で実施した。


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