防衛相、北朝鮮脅威「変化ない」 就任後初の部隊視察

航空自衛隊那覇基地で訓示する岩屋防衛相=11日午後

 岩屋毅防衛相は11日、視察先の航空自衛隊那覇基地(那覇市)で訓示し、北朝鮮の核・ミサイルによる脅威は継続しているとして、警戒や監視の必要性を訴えた。「(6月の)米朝首脳会談後も、わが国を射程に収める数百発の弾道ミサイルを保有している状況に変化はない」と述べた。岩屋氏の部隊視察は防衛相就任後初めて。

 同時に、北朝鮮の船が別の船に横付けして物資を移し替える「瀬取り」について「手法が巧妙化している」と指摘した。

 岩屋氏は、空自那覇基地に加え、いずれも那覇市内にある陸上自衛隊那覇駐屯地、海上自衛隊那覇航空基地も訪れた。


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