元西日本新聞記者が受賞 地方出版文化功労賞、鳥取

記念写真に納まる地方出版文化功労賞の関係者。前列左2人目から田中一彦さん、山口美由紀さん=10日午後、鳥取市

 地方出版社の優れた書籍を鳥取県の読書愛好家らが選出するイベント「ブックインとっとり」で、元西日本新聞記者田中一彦さん(71)の「忘れられた人類学者―エンブリー夫妻が見た〈日本の村〉」(忘羊社)が最優秀賞の地方出版文化功労賞に選ばれ、鳥取市で10日、表彰式が開かれた。

 田中さんは、昭和初期に熊本県の農村に滞在して暮らしを調査した人類学者の夫妻について紹介。

 奨励賞は長崎市職員山口美由紀さん(49)の「旅する出島」(長崎文献社)、特別賞は脚本家道又力さんの「文学の国いわて」(岩手日報社)が受賞した。


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