2018年11月9日 21:34 | 無料公開
母親に見守られる、分離手術前のダワちゃんとニマちゃん=9日、オーストラリア南東部メルボルン(王立小児病院クリエーティブスタジオ提供・共同)
【シドニー共同】オーストラリア南東部メルボルンの王立小児病院は9日、ブータン出身の結合双生児(1)の分離手術に成功したと発表した。
地元メディアによると双生児は姉妹で、ダワちゃんとニマちゃん。下胸部から骨盤の上までが、つながった状態で生まれた。共有している肝臓の分離が手術の中心で、約20人のチームで約6時間かかった。担当医は「大量に出血することもなく、うまく分離できた」と述べた。
手術は約1カ月前に予定されていたが、姉妹の栄養状態が悪く、延期されていた。ブータンに1人しかいないとされる小児科医も同行し、手術を見守った。