遺品の車いす、4千万円 ホーキング博士、英で競売

競売に出された故ホーキング博士の車いす=10月30日、ロンドン(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】今年3月に死去した「車いすの天才科学者」、スティーブン・ホーキング博士が使用していた電動車いすや論文など遺品の競売で、競売大手クリスティーズがインターネット上で行っていた入札が8日締め切られ、車いすは29万6750ポンド(約4400万円)で落札された。当初は最大1万5千ポンドと予想されていた。

 1960年代に書かれた博士論文「膨張する宇宙の特性について」は、最大15万ポンドとの予想を大きく超える58万4750ポンドの値が付いた。

 売却益は博士の名前を冠した基金や、自身が患っていた運動神経系の疾患についての基金に充てられる。


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