幼保無償化、給食費は対象外 保護者負担継続

給食費の負担方法

 来年10月に予定している幼児教育・保育の無償化を巡り、政府は9日、給食費を無償化の対象から外す方針を固めた。3〜5歳については幼稚園、保育所とも実費負担とし、引き続き保護者が払う。実質的な費用負担が増えないよう、低所得世帯向け補助は拡充。内閣府の有識者会議で月内に報告する。

 現行制度では、幼稚園と保育所で、主食費(ご飯・パン)と副食費(おかず)の取り扱いが異なる。幼稚園はいずれも実費負担だが、保育所では主食費は実費、副食費は保育料の一部として保護者が支払っている。

 このまま無償化が実施されると保育料に含まれる保育所の副食費のみが公費で賄われ不公平になる。


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