声明案、ロヒンギャの帰還促す ASEAN首脳会議

 【バンコク、シンガポール共同】シンガポールで13日に開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の議長声明案が8日、判明した。今月中旬に予定されるミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの帰還を念頭に、「自発的な帰還の迅速な実現」を促す内容だ。

 共同通信が入手した声明案では、ミャンマー政府が国連開発計画(UNDP)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との間で、帰還に向けた協力で合意したことを歓迎。迅速な帰還の重要性を強調し、ロヒンギャ問題の抜本的な解決の必要性を指摘した。ミャンマーの民族和平への継続支援も表明した。


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