2018年11月8日 18:56 | 無料公開
小惑星りゅうぐうへの着陸目標範囲(円)の外側に落ちた目印となるボール(矢印先の白点)。右下は地表に映る「はやぶさ2」の影(JAXA提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうに着陸する際に目印とするため10月に投下したボールについて、目標範囲を外したと発表した。ただ目印としての役割は果たせそうで問題はないという。もう1個追加で投下するかどうか検討している。
ボールは、はやぶさ2が着陸目標としている半径10mの範囲の中心を目がけて投下したが、この範囲から5mほど外側に着地した。JAXAの吉川真准教授は「予定地に近いところには降ろせた」と話した。
ボールは反射材で覆われている。はやぶさ2はフラッシュをたいて反射する光をとらえ、着陸の手掛かりとする。