「宇宙桜」山梨から宮城・名取へ 復興支援に苗木

山梨県北杜市の渡辺英子市長(中央)から「宇宙桜」の苗木を受け取る宮城県名取市の山田司郎市長(左)=7日、北杜市

 日本三大桜の一つとされる山梨県北杜市の「山高神代桜」の苗木が7日、東日本大震災の復興支援として宮城県名取市に贈られた。2008年11月から宇宙で約8カ月保管された種から育った「宇宙桜」の子桜で、被災地に復興のシンボルとして植樹する「きぼうの桜計画」の一環。

 北杜市役所で7日に贈呈式が開かれ、渡辺英子市長は「復興は着実に進んでいると聞いている。地域を守ろうという強い気持ちで連携を強めたい」とあいさつ。

 同席した名取市の山田司郎市長は「成長した桜は宇宙からも見えるというので、将来への希望につながる町のシンボルにしたい」と応じた。


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