トヨタ、売上高過去最高へ 19年3月期、減収予想一転

記者会見するトヨタ自動車の小林耕士副社長=6日午後、東京都文京区

 トヨタ自動車は6日、2019年3月期連結業績予想の売上高を前期比1・3%減の29兆円から、0・4%増の29兆5千億円に上方修正すると発表した。減収見通しから一転し、2年連続で過去最高を更新する。想定より円安に推移していることが寄与する。

 純利益予想は15・0%減の2兆1200億円から7・8%減の2兆3千億円に引き上げ、減益幅が縮小する。本業のもうけを示す営業利益も4・2%減の2兆3千億円からほぼ前期並みの2兆4千億円へ上方修正した。

 前提となる為替レートを1ドル=106円から110円、1ユーロ=126円から130円へそれぞれ見直し、輸出の採算が改善する。


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