スバル、10月まで検査不正継続 10万台追加リコール

自動車の検査不正問題に関し、記者会見で報道陣の質問に答える中村知美社長(中央)=5日午後、東京都港区

 SUBARU(スバル)は5日、一連の車の検査不正に関連し、規定を逸脱したブレーキの検査を今年10月まで続けていたと発表した。これに伴い、新たに約10万台のリコール(無料の回収・修理)を8日に国に届け出る。これまで不正行為は昨年末に終結していたと説明していた。2019年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正したことも明らかにした。

 中村知美社長は東京都内で記者会見し、新たなリコールの実施に関し「再びご心配、ご迷惑をお掛けしたことをおわびする」と謝罪した。

 追加リコールの対象車種は主力の「インプレッサ」など計9車種となる。


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