日欧のGI産品保護を強化 臨時国会に改正法案提出へ

 農林水産省は23日、地域の農林水産物・食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度に登録された農産品の保護を強化する関連法の改正案を固めた。来年にも控える欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の発効に合わせた措置で、互いのGI産品の保護が目的。24日召集の臨時国会に提出される予定。

 改正法案は23日に開かれた自民党の農林関係会合で了承された。臨時国会で成立した場合、EPA発効日に施行される。

 対象となるGI産品は、日本は山形県の「米沢牛」など48品目。EU産品はイタリア産のチーズ「ゴルゴンゾーラ」など71品目。


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