秋の夜空にオリオン座流星群 宮城・南三陸で無数の「光の矢」

宮城県南三陸町で観察されたオリオン座流星群の流星。下の星はシリウス=22日午前4時25分

 秋の夜空を彩る「オリオン座流星群」が22日未明、出現のピークとなる極大を迎えた。宮城県南三陸町では、満天の星の間に放たれた無数の「光の矢」が見られた。

 この日は全国的に晴天に恵まれ、特に月が沈んだ後は観測の好条件となった。国立天文台によると、公転する地球が、ハレー彗星から出たちりが集まるところを通過する際、1センチ前後の岩石などが大気にぶつかって燃え流れ星となる。

 オリオン座付近の「放射点」と呼ばれる場所から流れ星が飛んでくるように見えるため名付けられた。放射点から遠いほど長い光跡を描くという。天気が良く、月明かりがなければ、あと2、3日楽しめる。


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