米議会、サウジ説明に批判 大使追放や武器禁輸論も

 【ワシントン共同】サウジアラビア人記者の死亡事件について、米議会の有力議員らが21日、テレビ番組に相次いで出演し、サウジの説明が不十分だと批判の声を上げた。制裁に加えてサウジ大使の国外追放を求める意見もあり、サウジへの武器輸出契約を守るべく軟着陸を狙うトランプ大統領は難しい判断を迫られる。

 共和党のコーカー上院外交委員長は「説明は全く信用できない」と批判。記者殺害を指示したと疑われている33歳のムハンマド皇太子について「これから30年、40年と権力を握る人物に、世界中で同様の振る舞いを許してはいけない」とし、同盟国と連携した対応を求めた。


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