人種差別への遺伝学利用を批判 米学会が声明発表

  • LINEで送る

 【ワシントン共同】米人類遺伝学会は20日までに、白人至上主義のグループなどが遺伝学を誤った解釈で人種差別に利用していると批判する声明を発表した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国では、牛乳に含まれる乳糖を大人になっても消化できるといった特定の体質を白人の遺伝的特徴と誇張してネットに書き込むグループがある。声明はこうした集団を念頭に「遺伝学を曲解して人種差別主義に用いることを糾弾する」とした。

 また人間の遺伝子の違いはさまざまで、決定的な分類はできないと指摘。「遺伝子を基に人種の純血を掲げるのは科学的に無意味だ」と強調した。