2018年10月19日 17:48 | 無料公開
地震で被災し、多くの屋根がブルーシートで覆われた大阪府茨木市の住宅街=6月24日
日本損害保険協会は19日、大阪府北部地震を受けた損保各社の保険金の支払額が11日時点で計946億円となり、1995年に発生した阪神大震災の783億円を超えたと発表した。2011年の東日本大震災、16年の熊本地震に続き3番目に大きい規模。今年9月の北海道地震は発生から約1カ月で計150億円となった。
最近の支払額は過去の震災と比べて大きくなる傾向にある。自然災害が多発し、地震保険に加入して被害に備える人が増加していることが背景にある。
大阪府北部地震の府県別の支払額は、大阪が813億円で最も多く、京都が63億円などとなった。支払件数は計12万件だった。