日朝情報当局が極秘接触 モンゴル首都で今月上旬

 安倍晋三首相に近い情報当局の政府高官が今月上旬、北朝鮮の情報部門である朝鮮労働党統一戦線部の幹部とモンゴルの首都ウランバートルで極秘接触したことが分かった。複数の日朝関係筋が18日、明らかにした。接触したのは、警察庁出身の北村滋内閣情報官。北朝鮮から日本人拉致問題進展の確約を取り付けた上で、金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談にこぎ着けたい首相の意向を踏まえた動きだ。

 今回の枠組みでの極秘接触は、北村氏と統一戦線部のキム・ソンヘ統一戦線策略室長が接触した7月中旬のベトナム以来とみられる。


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