「いかなる脅迫も拒否」と声明 サウジ、トランプ氏発言に反発か

 【カイロ共同】著名なサウジアラビア人反政府記者が行方不明になった問題で、殺害疑惑が指摘されているサウジ政府は「いかなる脅迫や中傷の試みも断固拒否する」との声明を発表した。国営サウジ通信が14日伝えた。トランプ米大統領は、記者殺害が事実なら「厳罰が待っている」と対サウジ制裁を示唆しており、この発言への反発とみられる。

 声明は「経済制裁や政治的圧力、うその告発」を受け入れないと強調。いかなる制裁を加えられようと、それを超える対抗措置を取るとした。

 AP通信によると、14日のサウジ株式市場タダウル全株指数(TASI)は一時約7%下落した。


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