日本とインド、医療協力を強化 29日の首脳会談で合意へ

全インド医科大=6月、ニューデリー(ゲッティ=共同)

 インドで深刻化する医師や医療インフラの不足に対処するため、日本政府が、日本医学会を通じた医師派遣など救急医療分野でインドとの協力関係を強化することが14日、分かった。日印外交筋が明らかにした。モディ首相が来日して29日に行われる日印首脳会談で正式に合意し、協力覚書を交わす。双方の人材育成や、日本の医療技術の普及を促進させる狙いだ。

 同筋によると、日本とインドの医療交流は医大間で実績があるが、日本医学会などが参加する本格的なプロジェクトは初めて。今後、両政府の合同委員会で事業の進め方や課題などを協議する。(ニューデリー共同)


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