子宮頸がんワクチンは重要 日本医師会が講演会

日本医師会などが開いた子宮頸がんワクチンについて考える講演会=13日午後、東京都文京区

 日本医師会などは13日、子宮頸がんワクチンの有効性や安全性について考える講演会を都内で開いた。専門家からはワクチン接種の重要性を訴える意見が相次いだ。

 ワクチンは2013年に原則無料の定期接種となったが、副作用の訴えが相次いだため、国は積極的な接種の呼び掛けを中止した。現在も原則無料だが、接種率は1%未満となっている。

 一方、海外ではワクチンは普及しており、がんになる前に見られる症状が予防できるという研究結果も報告されている。

 登壇した新潟大の榎本隆之教授は、接種によってウイルス感染を90%以上の確率で防ぐことができたとする自らの研究を紹介した。


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