熊本城、しっくい鮮やかに ドローンで撮影

ふき替えられた屋根瓦の接ぎ目のしっくいが鮮やかな熊本城天守閣の大天守。右は最上階が足場に覆われた小天守=13日、熊本市(小型無人機から)

 熊本地震から2年半を控えた13日、共同通信は被災した熊本城(熊本市)の天守閣を小型無人機「ドローン」を使って撮影した。高さ約30メートルの大天守(地上6階、地下1階)は、4階から最上部までの外観修復が終わり、真新しいしっくいの白が秋晴れの空に映えていた。

 大天守は外壁を覆っていた工事用足場の多くが撤去され、ふき替えられた屋根瓦が重厚感を醸し出していた。隣接する高さ約20メートルの小天守(地上4階、地下1階)では、9月に解体が始まった最上階は姿を消し、下の階を貫通する鉄骨に支えられた足場が残る。


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