関西空港、貨物機能9割まで回復 専務「だいぶ戻った」

 関西空港(大阪府泉佐野市など)を運営する関西エアポートは12日、9月の台風21号による浸水で被害を受けた同空港の国際貨物地区の取り扱い能力が9割の水準まで戻ったことを明らかにした。西尾裕専務執行役員が取材に「(国際貨物は)だいぶ戻ってきた。従来の空港機能は取り戻せたと言える」と語った。

 西尾氏は一方で「浸水した原因究明やこの先の防災計画の策定、事業継続計画(BCP)の再構築など、まだやるべきことがある」と述べた。

 関空が一時閉鎖したことへの同社幹部の経営責任に関し「大きな過失があるとなれば責任を負うべきだが、現時点ではそう理解していない」と話した。


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