村上春樹さん、自身の文学論語る 書くことは「自己の探究」、米紙

村上春樹さん(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は11日までに作家、村上春樹さん(69)のインタビュー記事を掲載した。小説を書くことについて「僕がしているのは自分の内面を探究すること」と自身の文学論を語った。

 9日に米国で英語版が出版された長編小説「騎士団長殺し」などの作品で現実離れした描写が含まれていることについて、村上さんは「目を閉じて自身の中に飛び込めば異なる世界が見えるようになる。とても危険で恐ろしい場所なので、戻り方を知っておくことが大切だ」と話した。


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