厚真町仮設85戸に申請143件 北海道は追加建設へ

追加の仮設住宅としての活用が決まったトレーラーハウスの内覧会=11日、北海道安平町

 北海道の地震で土砂崩れが起き、住宅470戸が全半壊した厚真町で11日、応急仮設住宅の入居申請が締め切られた。町によると、申請は143件に上り、道が第1期工事として建設している85戸を上回った。道は、町の要望を受けて追加で建設する。本格的な冬の到来を前に、一部住民の避難生活はさらに長引きそうだ。

 道は厚真町に隣接する安平町とむかわ町でも仮設住宅を建設中で、3町とも10月末の完成を予定している。安平町では20戸に対して21件、むかわ町では25戸に対して23件の入居申請があった。

 道は3町からの報告を受けて第2期工事の戸数を調整し10月中の着工を目指している。


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